Jenerate Partners Jenerate Partners

田中 秀和

Jenerate Partners株式会社
Associate

横浜市立大学を卒業後、豊田通商株式会社に入社。海外完成車メーカーに対して、車用部品の組付・納入サービスを展開する事業体の管理や入札・撤退案件等に従事。英国駐在後の墨国駐在時には、最年少ゼネラルマネージャーとして、全事業活動を管掌。Jenerate Partnersでは、大手事業会社の新規事業企画・推進活動支援や、海外市場参入における戦略策定支援等を中心としたプロジェクトを担当。

まずは簡単に自己紹介をお願いします。

田中 秀和と申します。前職は、大手総合商社にて、自動車メーカーへの自動車部品の調達、加工、納入を行う工場の運営や、それら事業会社の業績管理等に従事しておりました。どうぞ宜しくお願いいたします。

当社を選んだきっかけや、当社を選んだ理由について教えてください。

前職では、比較的若い年次で主戦場となる海外にて、自動車部品加工工場の経営・運営に携わることが出来、企業清算や顧客トップとの折衝等といった貴重な機会を戴いておりました。一方で、日本の先人の方々が築いた遺産(オペレーション)を如何に大過なく回せるか、に偏重するきらいがある、と思い悩んでいました。将来を考えると、世界と戦う為の新たな種(事業)の創出が不可欠であると考えるようになり、事業創造に関与可能な職を求めて、転職活動をしておりました。
当時、転職時期は、M&A仲介やFAS、コンサルティング会社を主に検討していました。より顧客に寄り添った価値提供が出来、日本経済の産業構造変化推進の一端を担うことで、将来的に日本の会社が、再び世界的なリーダーとなれる様な、新たな価値創造が促進されると考えていた為です。企業調査や面談を重ねる中で、顧客との距離感が近いか、カネに囚われない仕事か、そして何より、共に働きたいと強く思える組織か、という観点を軸に据えておりました。最終的には、第三者という立場でありながらも、圧倒的な当事者意識を持ち、実行フェーズも含めたクライアントとの伴走を通じて、様々な事業やステージの新規事業に関われる当社を知り、入社を決めました。

現在どのような業務に関与していますか?

現在、大手小売企業の新規事業推進活動における市場調査や事業企画立案、大手商社における買収にむけたBDD支援等に関わっています。前者は、200を超える業界における事業機会を、クライアントと膝をつけ合わせながら調べ上げ、同社の理念や経営資源等の観点から、中長期的に数千億円となる新規事業の創出活動を推進するものです。スクラッチで事業が立上がる、ダイナミズムの興りに立ち会えることが魅力だと感じます。また、後者に関しては、クライアントの将来的な事業戦略や想定される市場環境の変化を前提に、対象会社の魅力度やケイパビリティを、スタンドアロンやシナジー創出観点で見立て、買収要否の見定めを支援しております。クライアントの描く計画は、時に青写真であり、色眼鏡を通したストーリーである中で、プリンシパルな目線で検証すべき論点や疑問を投げ込むことで、クライアントが戦略や計画を現実的に実行出来る様、支援にあたっています。この活動を通じて、最終的には、手触り感がある、机上の空論に終始しないリアリティを持った事業推進へ繋げていけることが、当社の特徴と理解しております。

仕事を通して、ご自身のどのような部分に成長を感じますか?

所作・言動等の些末な点ですら成長を感じますが、特に事業を取り巻く環境や市場の動向を俯瞰的に捉え、何がKSFなのか、ノックアウトファクターになり得るものは何か、等を多様な観点から見立てる(=仮説を持つ)力が磨かれていると感じております。前職では、先人が築き上げたオペレーションを、如何に大過なくこなせるかが要諦であった為、事業そのものの将来的な見立てや、事業を取り巻く外部環境の観点から事業戦略を立案し推進するといった“未来を描く業務”に従事していなかった為、事業を回す力に加えて、事業を創っていく力も迫力が出始めていると思っております。

今後、どのようなキャリア/成長を考えていますか?

“田中さんがいたから、事業がドライブできた”と、クライアントに言われる様、戦略・事業開発・ファイナンスの三方向のケイパビリティを具備するのに加え、社内外の関係者を、情熱を持って巻込めるジェネラリストになれる様、日々精進して参りたいと考えております。当社はコンサルティング業務に加え、ポートフォリオ上、事業会社を創り経営を自ら回していくことも可能ですので、事業創造と経営のプロフェッショナルとなっていくのが理想ですね。

どのような人に当社への適性があると思いますか?

顧客への伴走支援ではありますが、常にクライアントの課題を自分事として捉えられ、それでいて、時にはクライアントにノーと言える様な、究極の他者目線を持っている方には、適性があると感じます。また、解の無い問いへの挑戦となるので、見えないもどかしさをある種楽しめるようなハートも大事かもしれません。

最後に一言お願いします。

“紙に書いて終わり”ではなくて、“どうしたら出来るのか”、まで一歩踏み込んだコンサルティングを、新規事業創造の領域で行えることが、当社を稀有な存在たらしめていると考えております。それを地で体現しているマネジメントやスタッフも豊富におり、心行くまま挑戦が可能なフィールドが用意されています。現状、仕事に不満は無いものの、何か物足りない方や、VUCAと言われる世の中において、頭とハートで持って新規事業という道を練り上げることで、真にお客様に感謝されてみたい、というお方、お待ちしております!